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2015年11月5日木曜日

秋田大学医療フォーラムが開催されました

 平成27年9月29日、秋田市のさきがけホールにて「秋田大学医療フォーラム お酒とタバコが好きな貴方へ」が開催されました。
 今回は、県民に馴染みの深い酒とタバコにスポットを当て、秋田大学の医師による講演、ゲストとの対談などを通じて、肺がんや食道がんについて理解を深めるとともに、がんの予防と早期発見の重要性を学びました。
 


秋田大学 澤田賢一学長 あいさつ

 講演の一つ目として、「肺がんのことをもっとよく知ろう」と題し、胸部外科学講座教授の南谷佳弘先生から、肺がんについての説明がありました。
 がんができる仕組みから現在の治療法まで紹介していただきました。




 次に、「食道がん、どう予防する?どう治す?」と題し、地域がん包括医療学講座特任教授の本山悟先生より、食道がんの仕組みについて、わかりやすく説明していただきました。
 早期発見には内視鏡(いわゆる胃カメラ)が有効で、ロボット支援手術による先進的な治療法も行われるようになってきているそうです。




 続いて、県のがん対策について、秋田県の堀井啓一副知事から、秋田県のがんによる死亡数の状況や、がん検診の重要性、検診受診率の向上策などについて説明がありました。




 このあと、休憩を挟んでから特別ゲストとして壇蜜さんが登場し、女性医師2名との対談形式で、会場のみなさんと一緒にタバコやお酒とがんの関係について勉強しました。
 まず、中(あたり)麻衣子先生から肺がんの特徴的な症状や、病院での検査などについてご紹介いただきました。
 タバコは吸っている本人だけではなく、まわりの人にも同じような悪い影響があり、「受動喫煙」と呼ばれています。また、タバコはやめると約2週間後から体が良い方向に向かっていき、5年から9年で肺がんのリスクが低下するまで回復するので、1日も早くタバコはやめましょう、とのことでした。




 次に、寺田かおり先生から食道がんについて、仕組みと予防について説明を受けました。
 食道がんの原因として、お酒の他にタバコや熱い食べ物などが上げられていました。
 いずれもがんが進行した状況では治療が大変なので、早期発見が大切であり、検診や定期的な検査を受けましょう、とのことでした。





 今年もたくさんの方に来場いただき、本県のがん治療の拠点である秋田大学医学部附属病院から、がんに関する最新の情報をわかりやすく伝えてもらう機会となりました。
 また、当日の様子は、新聞紙面やテレビの特別番組として発信されましたので、県内の多くの方の目に触れたことと思います。 
 早期に発見されたがんは完治が期待できるそうなので、タバコはやめてお酒は適量にするなど、生活の中のちょっとした気遣いでがんを予防し、定期的ながん検診の受診で早期発見を目指しましょう。
 

以上、じぇいの報告でした。

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